「備蓄しなきゃとは思うけど、結局なにをどれだけ買えばいいの?」
そんな疑問に答えます。
「そんな疑問に答えます。50代一人暮らしの私が実際に自費で買って備蓄しているもの8品目を、金額も含めて全部公開します。」
👍 本記事の内容
はじめに ― なぜこのリストを公開するのか
備蓄が必要な理由は、もう調べた方も多いと思います。
食料自給率38%。輸入が止まれば7,200万人が餓死するという試算。毎年のように続く食品値上げ。南海トラフ地震の発生確率は30年以内に80%。
「備えなきゃ」と思っても、次に出てくるのは「で、具体的に何を買えばいいの?」という疑問です。
この記事では、大阪市住吉区に住む60代・一人暮らしの私が、実際に自費で購入して備蓄しているものを全て紹介します。高額な特殊品はありません。どれもAmazonや楽天で普通に買えるものです。
備蓄の考え方 ― 「保険」と同じ
火事が起きると思って火災保険に入る人はいません。でも、ほとんどの人が入っています。
備蓄もそれと同じです。
「シーレーンが封鎖されるなんてないだろう」「南海トラフはまだ先だろう」。たぶんそうです。でも始まってから買っとけばよかったと思っても、そのときにはもう買えません。
2024年8月、「令和の米騒動」でスーパーの棚から米が消えました。不作と買い占めだけでこうなります。輸入が止まったら、比ではありません。
私の備蓄の基本方針はシンプルです。
| 1. 外出しなくても生きられる期間を最大化する 2. 電気・ガス・水道が止まっても対応できる 3. 燃料に限りがあるものだけに頼らない |
この3つの軸で選んだのが、以下の8品目です。
備蓄品8品目 ― 一覧
| No. | カテゴリ | 品目 | 役割 | 個別記事 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 主食 | 玄米(50kg目標) | 1日1食で約1年分 | → 〇 |
| 2 | 水 | 保存水(ペットボトル) | 飲料水の確保 | → 準備中 |
| 3 | 調味料 | 塩(大袋) | 最低限の栄養・味付け | → 準備中 |
| 4 | 浄水 | 携帯用浄水器(手動式) | 河川水を飲料水に変換 | → 準備中 |
| 5 | トイレ | 簡易トイレ(凝固剤付き) | 断水時の衛生確保 | → 準備中 |
| 6 | 調理 | 12V炊飯器 | 太陽光で炊飯 | → 準備中 |
| 7 | 電源 | ポータブルソーラーパネル | 無限のエネルギー源 | → 準備中 |
| 8 | 調理予備 | カセットコンロ+ボンベ | 曇天・夜間の調理手段 | → 準備中 |
ここから、1品目ずつ「なぜこれを選んだか」を紹介します。
① 玄米 ― 50kgで1年しのげる主食
なぜ玄米か
白米は精米すると酸化が早く、保存期間は半年程度。一方、玄米は外皮(ぬか層)が残っているため、常温でも1年以上保存できます。さらに、ビタミンB群・食物繊維・ミネラルが白米より豊富で、栄養面でも優れています。
【見出し3】50kgで何日もつか
玄米1合は約150g。1日1食(1合)で計算すると:
50,000g ÷ 150g = 約333日(ほぼ1年)
もちろん1日1食は最低限の生存ラインですが、外出できない状況では「とにかく生きる」ことが最優先です。
米の価格は数年で3倍になった
数年前、玄米30kgは1万円以下で買えました。2025〜2026年現在、スーパーで白米5kgが約5,000円。30kg換算で約3万円。数年で3倍です。
シーレーンが止まらなくても、不作と買い占めだけでこうなりました。「今ならまだ買える」という事実は、そのうち変わるかもしれません。
選ぶときのポイント
| – 玄米を選ぶ(白米より保存期間・栄養ともに上) – 真空パックや脱酸素剤入りだと保存期間がさらに延びる – 購入後は冷暗所で保管(直射日光と高温多湿を避ける) |
② 保存水 ― 水がなければ何も始まらない
なぜ保存水か
水道水を保存する方法もありますが、塩素が抜ければ数日で雑菌が繁殖します。長期保存水は製造時に高温殺菌処理されており、未開封で5年〜15年保存できる製品があります。
【見出し3】どれくらい必要か
一般的に「1人1日3リットル」が目安とされています。
2週間分:3L × 14日 = 42L(2Lペットボトル21本)
1ヶ月分:3L × 30日 = 90L(2Lペットボトル45本)
私は2Lペットボトルのケースを複数備蓄しつつ、長期的には浄水器で大和川の水を使う想定です。
選ぶときのポイント
| – 保存期間が5年以上のものを選ぶ(10年・15年保存の製品もある) – 2Lよりも500mlのほうが開封後の衛生面で有利(ただしコストは上がる) – 保管場所を確保してから購入する Amazonで保存水を見る |
③ 塩 ― 最も安価で最も重要な備蓄品
人間は塩がなければ生きられません。ナトリウムは体液バランスや神経伝達に不可欠です。玄米と水だけでも生きられますが、塩があるのとないのとでは生存の質がまったく違います。
そして塩は、備蓄品のなかで最も安い。1kgあたり数百円で、保存期間は実質無期限です。
選ぶときのポイント
| – 精製塩よりもミネラルを含む天然塩がおすすめ – 1kg〜5kgの大袋で購入すればコスパが高い – 湿気を避ければ何年でも保存可能 |
④ 携帯用浄水器 ― 大和川の水を飲み水に変える
なぜ浄水器か
保存水には限りがあります。断水が数週間〜数ヶ月に及んだ場合、ペットボトルだけでは足りません。
住吉区には大和川が流れています。手動式の携帯用浄水器があれば、川の水を浄水して飲料水にできます。電気不要で、手動でポンプを押すだけ。これが最大のポイントです。
選ぶときのポイント
| – 電気不要の手動式を選ぶ(停電時にも使える) – 0.01ミクロン以上のフィルター精度があるものを選ぶ – 交換フィルターの入手性も確認しておく |
⑤ 簡易トイレ ― マンション住まいの生命線
なぜ簡易トイレか
マンションで断水すると、水洗トイレが使えなくなります。さらに、地震で排水管が破損している場合、水が出ても流してはいけません。下の階に汚水が漏れるからです。
これは多くの人が見落としている問題です。食料や水は備えても、トイレを考えていない人が非常に多い。
どれくらい必要か
1人1日5回 × 14日 = 70回分
1人1日5回 × 30日 = 150回分
凝固剤付きのタイプは、袋に用を足して凝固剤を入れるだけで処理できます。
選ぶときのポイント
| – 凝固剤付きのタイプが手軽 – 消臭機能付きの袋だとなお良い – 既存の便座にセットして使うタイプが現実的 |
⑥ 12V炊飯器 ― 太陽光でご飯を炊く
なぜ12V炊飯器か
停電が長期化した場合、100V家電は使えません。12V対応の小型炊飯器は、もともと車のシガーソケットで使うために設計されています。これをソーラーパネル(⑦で紹介)と組み合わせれば、太陽光だけでご飯が炊けます。
ガスが止まっても、電気が止まっても、太陽が出ていれば炊飯できる。この安心感は大きいです。
選ぶときのポイント
| – 12V/DC対応であることを確認する – 1〜2合炊きの小型で十分(一人暮らしの場合) – ソーラーパネルとの接続方法を事前に確認しておく |
⑦ ポータブルソーラーパネル ― 燃料が尽きないエネルギー源
なぜソーラーパネルか
カセットコンロのボンベは限りがあります。ガソリンもいつか尽きます。でも太陽光は、晴れている限り無限です。
ポータブルソーラーパネルがあれば、12V炊飯器の稼働はもちろん、スマホの充電、LEDライトの充電など、電力を自給できます。
選ぶときのポイント
| – 出力は50W〜100Wクラスが一人暮らし向き – 折りたたみ式だと保管場所を取らない – 12V出力端子があるかを確認する(炊飯器接続のため) |
⑧ カセットコンロ+ボンベ ― 太陽光の補完
なぜカセットコンロか
ソーラーパネルは曇りの日や夜間には使えません。その補完として、カセットコンロは必須です。ボンベ1本で約60分の強火調理が可能。炊飯だけなら1本で3〜4回は炊けます。
ただし、ボンベには限りがあります。あくまでソーラーパネルが使えないときの予備手段として位置づけています。
選ぶときのポイント
| – コンロ本体はイワタニ等の定番メーカーで十分 – ボンベは最低12本(約12時間分)を確保 – ボンベの使用期限は約7年(製造日を確認) |
全8品目の合計費用 ― いくらかかるのか
「全部揃えるといくらかかるのか」。これが一番気になるところだと思います。
| No. | 品目 | 数量の目安 | 費用の目安(税込) |
|---|---|---|---|
| 1 | 玄米 | 30kg(まず半年分から) | 約14,000〜18,000円 |
| 2 | 保存水(2L×6本入り) | 4ケース(48L) | 約4,000〜6,000円 |
| 3 | 塩 | 3kg | 約500〜1,500円 |
| 4 | 携帯用浄水器 | 1台 | 約3,000〜8,000円 |
| 5 | 簡易トイレ | 100回分セット | 約3,000〜6,000円 |
| 6 | 12V炊飯器 | 1台 | 約3,000〜5,000円 |
| 7 | ソーラーパネル(50〜100W) | 1枚 | 約8,000〜15,000円 |
| 8 | カセットコンロ+ボンベ12本 | 1セット | 約4,000〜6,000円 |
| 合計 | 約39,500〜65,500円 | ||
| 全部揃えても約4万〜6.5万円。月々5,000円ずつ買い足していけば、半年〜1年で揃います。火災保険や地震保険の年間保険料と同じくらいの金額で、家族の命を守る備えができます。 |
まず何から始めるか
8品目を一度に揃える必要はありません。優先度の高い順に紹介します。
| 1. 水と米:最優先。これがなければ始まらない 2. 塩:安いのですぐ買える。米と水に加えるだけで生存の質が上がる 3. 簡易トイレ:マンション住まいなら水・米と同じくらい重要 4. カセットコンロ+ボンベ:調理手段の確保。普段の鍋料理にも使える 5. 携帯用浄水器:保存水だけでは長期戦に不安が残る 6. ソーラーパネル+12V炊飯器:電力の自給。余裕ができたら |
今ならまだ買える
この記事で紹介した8品目は、2026年2月現在、全てAmazonや楽天市場で普通に購入できます。
でもそれは「今」の話です。
令和の米騒動では、米がスーパーから消えました。有事が起きれば、保存水も浄水器もソーラーパネルも一瞬で売り切れます。そのとき「買っとけばよかった」と思っても遅い。
保険と同じです。何も起きなければそれでいい。でも起きたときに何もなければ、取り返しがつきません。
まだ買えるうちに、1品でも。









